生誕100年記念 ハンス・フィッシャーの世界展 「ブレーメンのおんがくたい」「こねこのぴっち」を生んだ絵本作家
2010年1月16日(土)ー3月7日(日)
「こねこのぴっち」「たんじょうび」「ブレーメンのおんがくたい」「長ぐつをはいたねこ」など、楽しい絵本で子どもたちに愛されている絵本作家ハンス・フィッシャー(1909―1958)。
スイスのベルンで生まれ美術学校で装飾画・版画を学んだ後、パリに渡り働きながら絵を学びました。帰国後、ショーウィンドウの飾り付け、舞台美術、新聞のカットなどいろいろな仕事をしましたが、もともと体があまり丈夫でなかったため過労で倒れてしまいます。療養を兼ねて家族と共に郊外に引っ越し、釣りをしたり植物のスケッチをしたり、子どもと遊ぶなど静かな生活を送るなか、長女ウルスラのために描いた「ブレーメンのおんがくたい」で絵本が自分の芸術を表現するのに最適なものだと感じました。その後、長男カスパールには「いたずらもの」を、末女アンナ・バーバラに「たんじょうび」と「こねこのぴっち」を作りました。子どもたちのために作られた絵本は父親の心情がこもった楽しい愛らしい作品で、豊かな表現力・踊るようなリズミカルな線が特徴です。
本展は2009年1月6日で生誕100年を迎えたハンス・フィッシャーを記念し、「こねこのぴっち」や「ブレーメンのおんがくたい」など、わが子に贈った絵本原画に加え、壁画や版画なども展示することで、自由な心をもつフィッシャーの全貌に迫ります。
展覧会情報
会期 |
2010年1月16日(土)ー3月7日(日) |
会場 | 伊丹市立美術館 |
休館日 | 月曜日(但し祝日開館・翌日休館) |
開館時間 | 10:00〜18:00(入館は17:30まで) |
入館料 |
一般¥700(500)/大高生¥350(250)/中小生¥100(80) |
主催 |
伊丹市立美術館・伊丹市立工芸センター[(財)伊丹市文化振興財団・伊丹市]、神戸新聞社 |
共催 |
伊丹市教育委員会 |
後援 |
スイス大使館/NHK神戸放送局/サンテレビジョン/ラジオ関西 |
協力 |
小さな絵本美術館 |
関連企画 |
1:特製オリジナル・クグロフをプレゼント! 2:ギャラリートーク「作品で巡るフィッシャーの魅力」 3:メルヘン・カフェ 4:ミュージアム・ライブ「ブレーメンのおんがくたいがやってくる!」 Accovio(アコビオ): |